「つや姫」と名乗るために10年間の開発期間
新潟のコシヒカリ、秋田のあきたこまちなどお米の市場は近年、特定の産地と銘柄=ブランドで米を選ぶ人が少なくありません。
そんな折、古くから米の産地で有名な山形県も自分たちの銘柄が欲しいと農業試験センターを中心に、研究と試験を重ねてきました。
そして、10年という長い歳月をかけて開発されたブランド米が「つや姫」です。
ブランド米を名乗るには、(一財)日本穀物検定協会の食味試験で上位にランク付けされなくてはいけません。
そのため、山形県は「つや姫」のブランド確立のため、県の総合研究センターで食味の試験を続けました。
評価の対象となるのは、あのコシヒカリです。
その結果、コシヒカリよりも「つや姫」が 「炊飯光沢」・「外観」・「香り」・「味」・「粘り」・「硬さ」の7つの部門すべて勝り、「総合評価」でも、 コシヒカリを上回る高評価を得ました。
つや姫は、データ上ではコシヒカリよりうまいっ!?
日本穀物検定協会、2018年産米「食味ランキング」
最高の「特A」評価獲得 登場以来9年連続
※ この商品そのものの評価ではありません。
つや姫の美味しさを証明するために、開発者たちは、更に高みを目指しました。
( 一財) 日本穀物検定協会の食味官能試験において、平成22年産米から「粒が揃っている」「艶がある」「甘みがある」「うま味がある」などのコメントと最高ランクの「特A」の評価を得ました。
その美味しさの 秘密は、うま味成分のグルタミン酸やアスパラギン酸が、コシヒカリよりも多く含まれていることがあげられます。
それらのうま味成分により、冷めても美味しいお米となりました。
「つや姫」のブランドコンセプト通り、際立つ「粒の大きさ」「白い輝き」「旨さ」「香り」「粘り」によって、「ごはんそのものがご馳走となってもらいたい」という熱い想いが評価されたのです。