「それって変じゃない?」から始まった栽培方法

沖縄県宜野座村でマンゴーを栽培する「宜野座おおしろファーム」の大城達也さん。
農業を志し、農業法人で3年間マンゴー栽培の研修を受けました。

その研修の中では、現行の農業の例に漏れず、除草剤・殺虫剤・殺菌剤などが当たり前のように何度も使われます。
ビニールハウスの中は密閉空間なので、防除マスクは欠かせません。
「これって本当にいいのかな?」という疑問を強く感じたそうです。

他の栽培方法はないのかと模索を続けて出合ったのがEM技術を活用した栽培。
「これなら無農薬のマンゴーが作れるかもしれない!」と一念発起。
2010年に農家として独立し、農薬を使わないマンゴー作りの挑戦を開始。
とはいえ、他の自然農法農家同様、ありとあらゆる困難に対峙したそうです。

亜熱帯気候の沖縄の雑草の繁茂力は凄まじく、また果実の王様マンゴーは、毛虫、バッタなども大好物。
除草剤、殺虫剤を使わないということは、全て手作業で除去しなければなりません。
人力で対処するために、年がら年中ハウスに張り付いていたそうです。

そうすることによって、ハウス内の事、マンゴーの事がとても良くわかるようになってきたと言います。

様々な動植物が自然環境を作り出し、自らバランスを保っている。
マンゴーの実の事だけでなく、気温や湿度、昆虫や雑草にいたるまで、生き物の様子をしっかり観察するようになったそうです。

自然環境を整えるために、化学肥料は一切必要ありません。
可能な限り植物性の堆肥を使用し、その堆肥の発酵作用を重要視してきました。

ハウスでマンゴーと暮らすように育て、マンゴーが自分の意志に応えて、立派な果実を実らせてくれた時は、言葉に言い表せない喜びと感動を感じるといいます。



今年も大城さんのマンゴーが順調に育っています。
他の果実にはない気品あふれる濃厚な甘みは、夏の暑さを少し和らげてくれます。

どのように作られたかが見えない輸入マンゴーが売り場に溢れている昨今、心から安心して食べることのできるマンゴーはとても有難いと思います。

自然の“いのち”の詰まった大城さんのマンゴーは、沖縄の空や海の如く底抜けに美味しいです。

ぜひ味わって見てください。


栽培品種はアップルマンゴーと呼ばれる、熟すと真っ赤になるマンゴー。
濃厚な甘さと、程よい酸味が特徴です。



【88483】沖縄県産・農薬化学肥料不使用栽培マンゴー 
     1kg 2〜3玉入 5,800円

【88484】沖縄県産・農薬化学肥料不使用栽培マンゴー 
     2kg 5〜6玉入 10,500円


   完売しました