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瑞雲のお米は、自然農法産を中心に取り揃えております。
生きている特別なお米です。
この5つのポイントで美味しい生命力あふれるご飯をお楽しみください。
五つ星お米マイスター(株)隅田屋商店 片山真一氏が語る
米を美味しく食べる5つのポイント
炊飯器の進歩
「始めチョロチョロ、なかパッパ。赤子泣いてもフタ取るな。」祖母の時代から伝わるお米の炊き方です。
しかし、これは薪とお釜を使っていた時代のこと。
その頃は、収穫後ハサ掛けし天日干し乾燥させ、脱穀も手作業でした。
もちろん炊飯器は無く、鉄のお釜で炊いていました。
昭和35年以降、お米の品種改良始め生産技術、精米技術、炊飯技術が画期的に進歩したことにより、現在の炊飯環境は大きく変わりました。
当時は酸化したヌカがお米の周りを覆っている事が多く、「お米をとぐ」作業は必要でしたが、現在の精米技術(家庭用も含め)では、必要ないとのことです。
そして皆さんのご家庭には、大手電機メーカーさんの技術者が毎日研究を重ね作り上げた、世界に誇る炊飯器があります。
このような現在の環境に合わせて美味しく食べるための「炊飯5つのポイント」をここにまとめてみました。
そして、「自然農法産のお米」を美味しく炊くことで、本来の力を発揮させ、生命力あるお米の本当の美味しさを味わってみてください。
1.洗米は簡単に(とがない)
- (ア)お米は割れやすいので、やさしく、軽く洗ってください。
- (割れると粒が壊れ、炊上がりがベトベトになります)
- (イ)汚れと、ヌカ粉を取るだけで大丈夫です。(精米技術の進歩です)
- (ウ)優しく、こすらない、もまない。(お米は生きています)
- ※ 洗いすぎると周りのデンプン質が流れてしまい、ベトベトになります。
- 2.二時間以上水に漬ける
- (ア)二時間たっぷり浸してください。
- (お米の中心まで水が浸み込ませることで中がふっくらと炊きあがります)
- (イ)朝たく場合は、前日の夜に準備すると効率的です。
- ※ 夏場は長時間おくことで、水質が劣化する場合もありますので、各ご家庭の環境を踏まえておこなってください。
- 3.若干水は少なめに(硬めに炊く)
- (ア)水は若干少なめで大丈夫。充分に浸み込んでいます。(目安1割減)
- (イ)新米も水を変えなくて大丈夫です。
- ※ 昔は新米の時期は水分保有量が22〜23%ありました。その分、水を減らしましたが、現在は加熱乾燥16%以下というのが農水省指導です。 なので、新米も同じ水分量で大丈夫です。
- ※ 夏場は長時間おくことで、水質が劣化する場合もありますので、各ご家庭の環境を踏まえておこなってください。
- 4.水分を飛ばし温度を下げる(炊き上げ後)
- (ア)優しく混ぜる 炊きあがり
- 「ピー」の合図とともにフタを開け、ご飯を大きく四つに分け、おしゃもじで削ぐように、潰さないように優しく混ぜます。
- ※、水蒸気をしっかり飛ばして下さい。目安は30秒。
- (イ)温度を下げる(70度以下)
- 70度以上の高温は、お米を劣化(黄色くなる)させます。水蒸気を飛ばしながら十分に温度が下がったら出来上がりです。 ※ 55度ではアツアツご飯。45度くらいがちょうど良い。
- ※ 少し硬いくらいが美味しいのです。
- 5.すぐ食べないときは冷凍する
- (ア)すぐに食べないときは、一食分ずつ小分けし、冷凍しましょう。
- (イ)食べるときにレンジで解凍。温め過ぎないよう要注意。
- 以上、参考にして「おいしいご飯」をお召し上がりください。
- ※ 一般的な炊飯器を基準としました。
- 最新の炊飯器は、機種ごとの特徴ございますので、炊飯器のマニュアルを参考にしてください。
- 隅田屋商店 店主 片山 真一氏
- 東京の老舗米問屋の六代目店主、お米の目利きはもとより炊飯技術にも定評がある。独自の古式精米製法とオリジナルブレンド技術で東京から美味しいお米を発信しています。
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